クラウド(La nube)の世界へようこそ
クラウド(La nube)の世界へようこそ
ITの世界で毎日使われる「クラウド」という言葉。日本語でも、英語の "cloud" がそのままカタカナになり、クラウド(Kuraudo)と呼ばれています。
従来の自社で物理的なコンピュータを所有・管理するスタイルはオンプレミス(On-premises / On-puremisu)と言います。現代の開発現場では、このオンプレミスからクラウドへの移行が主流となっています。
クラウド移行の流れをシンプルなイメージで見てみましょう。
このように、インターネット経由(インターネット経由 - intānetto keiyu)でITリソースを利用する仕組み全体を「クラウドコンピューティング」と呼びます。
クラウドの土台:サーバーとストレージ
クラウドサービスを構成する最も基本的なハードウェア資源が、サーバー(Servidor)とストレージ(Almacenamiento)です。
- ストレージドライブの引き出し
- SYS_STATUS: ACTIVE
- クラウドの正体:実在する物理サーバー
- 「クラウド」は空中にあるのではなく、データセンターのラックに並ぶこれら物理サーバーと大容量HDD/SSDで構成されています。ドラッグで背面(配線)も確認してみましょう。
日本語でシステム構成やデータの保存場所を説明するときは、以下の動詞や助詞の組み合わせが非常によく使われます。
重要なカタカナ用語
ITの現場で使われる言葉の多くは英語由来のカタカナです。発音を確認してみましょう。
- サーバー (Sābā) - Servidor
- ストレージ (Sutorēji) - Almacenamiento
- ネットワーク (Nettowāku) - Red
- データ (Dēta) - Datos
物理的な機械を意識せずに、これら全てのインフラをインターネット越しに操作できるのがクラウドの強みです。
クラウドの3つの形:SaaS、PaaS、IaaS
クラウドサービスは、提供される「レイヤー(層)」によって大きく3つに分類されます。
- クラウドサービスモデル (SaaS/PaaS/IaaS)
- レイヤー展開 (Explode)
- 密着
- SaaS (最上層)
- PaaS (中間層)
- IaaS (最下層)
- ドラッグで回転 / タップで選択
- SaaS (Software as a Service)
- アプリ利用
- インターネット経由でそのまま使える完成されたソフトウェア。ユーザーは管理不要でブラウザ等から利用します。
- 管理範囲: アプリ利用のみ (インフラ・開発環境はすべてプロバイダ管理)
- 最大展開
- 展開中
日本語の解説資料でも、この3区分は必ず登場します。
| モデル | 読み方 (Pronunciación) | かんたんな意味 (Significado sencillo) | たとえ (Analogía) |
|---|---|---|---|
| SaaS | サース / サーズ | アプリをそのまま使う | レストランで料理を食べる |
| PaaS | パース | アプリを開発する土台を借りる | レンタルキッチンで料理する |
| IaaS | イアース / アイアース | サーバーや回線などインフラを借りる | 空き部屋を借りて厨房を作る |
開発の現場で使われるフレーズ
これらのモデルを日本語で説明する際、「〜を借りる(かりる - alquilar/tomar prestado)」 や 「〜を提供する(ていきょうする - ofrecer/proveer)」 という表現が頻出します。
- SaaS は、完成したソフトウェア(アプリ)をそのままインターネット経由で利用します。
- PaaS は、アプリケーションを動かすためのプラットフォーム(OSやデータベースなど)を借ります。
- IaaS は、最も自由度が高く、仮想サーバーやネットワークなどのインフラのみを提供します。
クラウドを使うメリット(Ventajas)
企業がオンプレミスからクラウドへ移行する動機には、様々な「メリット」があります。ビジネスや技術の会話で非常によく使われる重要な表現をマスターしましょう。
- *コスト削減(削減 - sakugen)*: Reducción de costos.
自社で物理サーバーを購入する必要がないため、初期費用を抑えられます。
- *柔軟性(柔軟性 - jūnansei)*: Flexibilidad.
必要なときに、必要な分だけリソースを増減できます。
- スケーラビリティ: Escalabilidad.
アクセスの増加に合わせて、自動的にサーバーの処理能力を拡張(オートスケーリング)できます。
- オートスケーリングと弾力性
- アクセス数の増減に応じて、サーバーが自動的に増減(スケールアウト/イン)する仕組み
- Webサイトへのアクセス数
- 150 users/sec
- トラフィック調整スライダー
- 稼働サーバー数
- 平均CPU使用率
- ロードバランサー
- Server A
- 稼働中
- Server B
- 停止中
- Server C
- Server D
- トラフィックが穏やかです。無駄なコストを抑えるため、1台の最小構成で稼働しています。
課金のシステム
クラウドの多くは、使った分だけお金を払う「従量課金制(じゅうりょうかきんせい - sistema de pago por uso)」を採用しています。
「クラウドサービスは従量課金なので、使った分だけコストを支払えばよく、無駄がありません」。
ITビジネス会話
ミニ読解:クラウドへの移行(Migración)
学んだボキャブラリーを実際の文章の中で確認(noticing)してみましょう。あるIT企業の短い社内報告書を想定したテキストです。
移行レポート
> 弊社(へいしゃ)は、これまでのオンプレミス環境からクラウドへシステムを移行します。
> 物理的なサーバー管理をなくすことで、運用コスト削減を目指します。
> 今後は、データのバックアップもすべてクラウドストレージに自動で保存する予定です。
- オンプレミスからクラウドへのデータ移行
- ローカルサーバーに保管された物理データブロックは、ネットワークを経由してクラウドストレージへ絶え間なく転送され、クラウド内で自動的に整理・統合されます。
- ローカル
- クラウド
このように、ITやビジネスの文章では、文法的なつなぎ(ひらがなや漢字の動詞)の間に、キーワードとしてカタカナの専門用語がパズルのように配置されます。
